dynabook EX35LWHKS windows7 美品 ジャンクの修理
東芝のノートパソコンです。2010年春モデルです。
オークションで、起動しない・LCD表示しないで出ていました。
原因は分かりませんが、早速、分解をしました。
システム基板の表・裏の写真です。
見たところ、水をこぼした跡もありません。きれいな状態です。
メモリー・ハードディスク・バッテリーを外した状態でも、起動やエラー音もLCD表示も出ません。
以前に、GPUのICのリフロー(ICの再加熱で、半田面の接触改善)作業で、画面が出るようになった事がありましたのを思い出し、早速、GPUのリフローです。写真にはありませんが、GPUの周辺の過熱防止のため、アルミ箔をかぶせて、GPUの部分のみ熱が当たるように、アルミ箔に窓を開けて、大型のドライヤー再加熱をしました。GPUに指で触ると、やけどするくらいの熱を与えます。
あまり与えすぎると、表面のチップがはがれて駄目になりますので、その辺は、経験と勘で・・・。
ついでに、横のCPUもきちんと装着しているかもチェックです。
その後、再組み立てを行います。
結果は、駄目です。何も反応がありません。
基板の裏面の丸印が、BIOSの部分と電池ですが、電池をつけた状態で、仮にショートして、BIOSのクリヤーをしていましたが、全て駄目でした。
最後の手段です。
BIOS電池を外し、電池接続端子をショート(1分ぐらい)
再度、電池を接続して、あきらめながら、組み立てて再度・電源投入すると、きれいな画面が出てきました。/div>
まとめです。
以前、DELLのノートパソコンで購入後2年で、画面が出ない・何も動作せずの修理をしました。
そのパソコンも、原因は、BIOSの電池が消耗して、データーが出てきませんでした。その時は、電池を入れ替えたらよくなりました。その時も、システム基板の底にあるので、完全に分解する必要がありました。最初にBIOSの電池を疑うべきです。
たまたま、今回は、GPUの接触不良が先に浮かんだのが、まずかったようです。